2023.03.03 12:00第6章 04一方、管理の船に追われ続けるカルセドニーのブリッジでは。イライラしながら必死に操船する駿河とは対照的に、呑気な顔で操縦席の後ろにボケッと立っている護と、目を閉じて何かを探知しているカルロス。駿河「…このままだと船体が傷だらけになる…。いい加減にしろ管理ぃぃ!」カルロス「落ち着け船...
2023.03.01 12:35第6章 03一方その頃。死然雲海を飛んでいるカルセドニーの船内では、いつも通り小さなキッチンでカルロスが昼食のおにぎりを作っていた。慣れた手つきで次々と三角おにぎりを握っていたが、ふと何かに気づく。カルロス「船長。」耳に着けたインカムから駿河の声が返って来る『何か?』カルロス「珍事を発見した...
2023.02.27 10:40第6章 02レッドのブリッジでもクォーツが驚きの声を上げる「船長、本船の後方に管理の船が!」そこへリリリリと緊急電話のコールが鳴る。南部は受話器を取って「レッドコーラル南部です。」と言うと「…はい。なるほど。了解しました。」と言って受話器を置き「…黒船の意志を聞かねばならん。」クォーツ「意志...
2023.02.25 12:20第6章 013日後の朝。武藤がいつものようにスーツケースをズルズル引っ張りながら、重い足取りで本部に向かって歩いている。(…何だか知らんが突然、日時指定で管理様に呼ばれるとは何事…嫌じゃ嫌じゃ絶対ロクな事がねぇ…。)と思いつつ本部の建物内に入ると、そこで立ち止まり(あああ嫌じゃ嫌じゃ管理様の...