2023.05.30 12:00第22章 03午後1時半、死然雲海の中の遺跡。ブルー、レッド、シトリンの3隻が、広場の中央に船首を向けて並んで着陸している。各船の船首の前にはコンテナが積んであり、メンバー達がそのコンテナ周辺をウロウロしている。サイタン「遅っせぇな黒船…まだかよ、もう1時半とっくに過ぎたぞ!」クラリセージ「も...
2023.05.28 12:00第22章 02翌朝8時半近く。アンバーの上部甲板ハッチが開くと、私服のマゼンタが出て来る。続いて穣や悠斗たちも続々出て来て甲板に上がる。マゼンタ達は3隻の方を見る。マゼンタ「向こうから見えるかなぁ…。」悠斗「3隻側でも甲板に誰かが出てきてくれたら…あっ!レッドの甲板、誰か出て来た!」マリア「ク...
2023.05.26 12:00第22章 01午後5時過ぎ。カルセドニーの船長部屋のベッドでは、護がスヤスヤと寝ている。キッチンフロアではカルロスが椅子に座って本を読みつつ石茶を飲んでいて、その上のロフトには駿河が横になってゴロゴロしている。駿河、仰向けで横になったまま「カルさん今、何時?」カルロス「ん。」と時計を見て「17...
2023.05.24 12:00第21章 03その頃のレッドコーラル。採掘準備室でサイタンが叫ぶ「だから管理をブッ潰そうぜー!」満「だが管理を潰せば我々の仕事が…。」陸「仕返しが恐い…。逆襲されたらどうしよう。」採掘準備室にはサイタンやウィンザー達の他にブルーの満やアッシュ達そしてシトリンの陸やターナー達も居て、皆が円になっ...
2023.05.22 12:00第21章 02一方その頃。駐機場のブルーアゲートの食堂では、アッシュ達がコーヒーを飲みつつグタグタしていた。アッシュ、テーブルに突っ伏しつつ溜息ついて「…ヒマだー…。」進一も「ヒマだなー…。」歩は黙々とスマホで何かをしている。キッチンではメイが昼食を作っていて、マリンがそれを手伝っている。アッ...
2023.05.20 12:00第21章 01朝7時。ケセドの駐機場に停まっているレッドコーラルの食堂に、メンバー達がゾロゾロと入って来る。配膳カウンターから朝食のハムエッグ定食を受け取ると、テーブル席に着いたり、または朝食を持って自分の船室へと去って行く。ウィンザーは朝食を持ってサイタンの隣の席に座りつつ「今日は一体どうい...
2023.05.18 12:00第20章 03その頃、カルセドニーを見張りながら荒れ地で留守番をしているアンバーのブリッジでは。セルリアンが操縦席に座って本を読んでいる。そこへリリリリと緊急電話のコールが鳴る。セルリアンはスイッチを操作してインカムに「はい、アンバーのセルリアンです。」総司『総司です。あと5分程でそちらに到着...
2023.05.14 12:00第20章 01夜9時。カルセドニーの貨物室の片隅で、護がコンコンと鉱石で源泉石を叩いている。そこへカルロスがやって来ると、「…練習もいいけど、寝不足になるなよ。明日は3時起きだぞ。」護「うん。」カルロス「ジュリアさんとアキさんは2時起きらしい。皆にメシを食わせなきゃいけないしな。ウチの船の朝飯...
2023.05.12 12:00第19章 04一方その頃、アンバーの貨物室では、黒船からアンバーへ運び込まれた源泉石柱を見て護が唸っていた。護「これ先端部分だけ残ったのかー…。下が砕けてしまって」と言いつつ屈んで石柱を触りながら「惜しい惜しい。」すると悠斗が「何が惜しいの?」護「これ上物の等級8だよ多分。9に近い8って奴。」...
2023.05.10 12:00第19章 033隻の船は、薄曇りの雲海の中、峡谷の入り口の荒れ地に着陸する。10分後、駿河と護がカルセドニーから出て来る。二人が黒船のタラップを上がって採掘準備室に入ると、穣が待っていた。穣「お疲れさん!…カルロスは?」護「石茶タイムだから行かないって。」穣「あらま。茶菓子用意してたのに。」護...
2023.05.08 12:00第19章 02カルセドニーは風に煽られてかなり左右に振れつつ真っ白な雲海の中を飛んでいるブリッジではカルロスが操縦席の椅子に掴まりながら必死に「2時!…11時!…3時!」駿河「風が強えぇぇい!メッチャ流される、しかも視界ゼロってどんな!」カルロス「少し高度上げろ!…うわ!」と大きな揺れで、よろ...