2023.03.31 12:00第11章 02ブルーアゲートの採掘準備室では、タラップ側を遮るように一列に並んだ管理達と向き合うようにブルーメンバー達が並び、何かを待っている。そこへ階段室から武藤が焦ったように走り出て来ると、息を切らしてメンバー達の前に立ち、管理と向き合う。武藤「な、何事でしょうか?」管理の中の一人が武藤の...
2023.03.29 12:00第11章 01翌日の18時過ぎ、採掘船本部の駐機場。黒船のブリッジの船長席で、計器のチェックをしているネイビーの所に総司がやって来る。ネイビー、少し驚いて「あら。早かったわね。」総司「事務所で、特に何事も無かった。…絶対、管理が何か言って来ると思ったんだけどなぁ…。」ネイビー「何事も無いならそ...
2023.03.27 12:00第10章 02翌日、朝8時55分、採掘船本部の駐機場。ショルダーバッグを肩に掛けたカルロスが、アンバーのタラップを上がって採掘準備室に入ると…。ジュニパーが突撃してきて「おはようカルちゃー…」カルロスはハグしようとしたジュニパーをサッとかわして「距離感は大事!おはよう。」と言いつつ、既に並んで...
2023.03.25 12:00第10章 01同時刻、レッドコーラルの船長室。ワイシャツ姿の南部が、壁際に備え付けられた机の前の椅子に座ってボーっとしている。入り口の扉は開け放たれ、カイトがそこに座り込んで、また本を読みつつウトウトしている。南部(…なぜ、こんな…。レッドの船長になってもう10年以上も何事も無くやってきたのに...
2023.03.23 12:00第9章 03暫し後。一同は昼食と休憩を終えて、再び採掘場へ出て来る。レンブラント「さて、後はシトリンと黒船とカルセドニーの分か!」ジェッソ「まずはシトリン分だ。黒船の貨物室を満杯にするぞ。もう少し積めば終わる。…昴、向こうの壁を崩してくれ。」と左側の鉱石層の崖を指差す。昴「おっけー。風使い準...
2023.03.21 12:00第9章 02雲海の中の遺跡では、3隻のメンバーが集って昨夜渡された源泉石採掘の要綱を見つつ勉強会を開いていた。周囲に転がっている岩を持ってきて椅子代わりにし、何人かのメンバーはそれに座っている。ウィンザー、要綱の冊子を見ながら「スタートする時って5隻それぞれ別の方向に飛ぶ事になるのか…。」テ...
2023.03.19 12:00第9章 01翌朝7時45分、ジャスパーの採掘船本部。事務所に剣菱が入って来て「おはようご」と言った瞬間、戸口近くに居た管理がバッと剣菱の前に来ると管理「4隻が帰って来ないのだが。」剣菱、思わず「は?」管理「アンバーは帰って来るんでしょうな!」剣菱、目をパチパチさせて「…意味がワカランのですが...
2023.03.17 12:00第8章 04夜9時。夜の闇に包まれた死然雲海の中、遺跡の広場だけが採掘船のライトで明るく照らされている。そこへ黒船がやって来ると、空いている場所に着陸する。真っ先にタラップから降りて来た護を駿河や武藤たちが出迎える。護「ただいまー!」駿河「お帰り。メシ食った?」護「黒船でご馳走になった!ちな...
2023.03.15 12:00第8章 03その頃、レッドコーラルの船長室では。既に手首の縄を解かれた南部がベッドサイドに腰掛けて深くうな垂れたまま、微動だにしない。開け放たれた船長室のドアの所にはカイトが床に座り込んで、本を読みつつウトウトしている。ついにカイトの膝上に置いた本が、手の支えを失ってバサッと床に落ちる。その...
2023.03.13 12:00第8章 02黒船の出発を見送りつつ、駿河とカルロスはカルセドニーの船体近くの丁度良い大きさの岩に腰掛けて、他船のメンバー達をボケッと眺める。駿河「なんか疲れたな。管理が突然、妙な事をするからだ…。」カルロス「石茶でも淹れるか…。」駿河「おや。」ふと見ると輪太と春日が駿河達の方に歩いて来る。春...
2023.03.11 12:00第8章 01雲海の中の遺跡らしき場所に着陸している5隻の採掘船。既に着陸していた2隻の前に広場のような場所があり、そこを挟んでレッド、黒船、シトリンが船首を揃えて横に並ぶ。各船のタラップから船長やメンバー達が出てくると、広場に集い始める。楓や陸たちの後からシトリンのタラップを降りて来たコーラ...
2023.03.09 12:00第7章 03所変わって死然雲海の中で待機中のブルーアゲートとカルセドニー。ブルー船内の食堂では礼一と歩が向き合って席に着き、お互いスマホを片手にゲームをしている。礼一、ゲームをやめてテーブルに突っ伏すと「オフラインは、つまらーん…。」歩「ここ管理波が無いからネット繋がらんしな…。」礼一「ゲー...